Japanese
English
特集 肺炎ガイドラインの現状と課題
序 -肺炎ガイドラインは有用か-
Is guidelines for the management of pneumonia useful ?
門田淳一
1
Kadota Jun-ichi
1
1大分大学医学部呼吸器・感染症内科学講座 教授
キーワード:
市中肺炎
,
院内肺炎
,
医療・介護関連肺炎
,
肺炎診療ガイドライン
,
誤嚥性肺炎
Keyword:
市中肺炎
,
院内肺炎
,
医療・介護関連肺炎
,
肺炎診療ガイドライン
,
誤嚥性肺炎
pp.22-23
発行日 2013年4月25日
Published Date 2013/4/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201305022
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- 参考文献 Reference
わが国における肺炎の診療ガイドラインは現在,市中肺炎,院内肺炎,医療・介護関連肺炎に分類されているが,欧米と比べてわが国ではガイドラインに準拠した抗菌薬療法が生命予後改善に寄与するのかについては十分なエビデンスがない。また,超高齢社会のわが国では誤嚥性肺炎が肺炎の生命予後に影響を与えている可能性もあるため,発症の場による分類には限界があり,今後,わが国独自のエビデンスの構築とともにガイドラインの見直しが必要と思われる。