特集 いつものアノ病気,アノ状態—“在宅で診るときならでは”の「コツ」!
各論
肺炎
寺本 敬一
1,2
1京都家庭医療学センター
2京都保健会ふくちやま協立診療所
キーワード:
在宅医療
,
肺炎
,
治療の場の決定
,
患者中心の医療
,
結核の除外
,
肺炎予防
Keyword:
在宅医療
,
肺炎
,
治療の場の決定
,
患者中心の医療
,
結核の除外
,
肺炎予防
pp.428-433
発行日 2025年3月10日
Published Date 2025/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990620030428
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Point
◎治せない肺炎を見極めることが重要である.
◎「治療の場」の決定のため,至急検査ができない環境下で,医学的に在宅治療可能かどうかの判断を行う(1分間の実測呼吸数,A-DROP,McGeer criteria,耐性菌リスク,日頃からの聴診など).
◎医療の不確実性がある場合,「患者中心の医療」で本人や家族,多職種と相談しながら,本人・家族にとって最善と考えられる「治療の場」を決定し,ケア,治療を行う.
◎高齢者の肺炎では,結核を除外するために抗酸菌塗抹培養検査を行う.

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