Japanese
English
特集 国際的に脅威となる感染症
序 -わが国に必要なグローバル化時代の感染症対策-
Infectious disease measures in the era of globalization in Japan
大石和徳
1
Oishi Kazunori
1
1国立感染症研究所感染症疫学センター センター長
キーワード:
新興・再興感染症
,
人獣共通感染症
,
鳥インフルエンザA(H7N9)
,
中東呼吸器症候群
,
多剤耐性菌感染症
Keyword:
新興・再興感染症
,
人獣共通感染症
,
鳥インフルエンザA(H7N9)
,
中東呼吸器症候群
,
多剤耐性菌感染症
pp.22-24
発行日 2017年1月25日
Published Date 2017/1/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201702022
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新興・再興感染症の多くが人獣共通感染症であることから,「One Healthアプローチ」の必要性が強調されている。今後,わが国に侵入する可能性のある国際的に脅威となる感染症として,鳥インフルエンザA(H7N9),中東呼吸器症候群(MERS),多剤耐性菌感染症などが想定される。これらの国際的な脅威となる感染症に対する対策として,臨床現場の第一線で勤務する医療従事者の感染症に対する知識と意識を高めること,また,海外で経験された感染アウトブレイク事例からの教訓を生かすことが重要である。