特集扉
国際的に脅威となる感染症
pp.21-21
発行日 2017年1月25日
Published Date 2017/1/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201702021
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化学療法の領域 2017年2月号(Vol.33 No.2) 特 集 国際的に脅威となる感染症 鳥インフルエンザA(H7N9),中東呼吸器症候群(MERS),多剤耐性菌感染症など,今後,海外から侵入する可能性のある国際的に脅威となる感染症に対する国内での最大の防御は,医療従事者の感染症に対する知識と意識である。また,海外で経験された感染アウトブレイク事例からの教訓を今後のわが国の対策に生かすことが重要である。 国際的に脅威となる感染症は,本特集で取り上げた10疾患以外にも複数存在し,また今後,新たに発生することが予想される。本特集では,臨床現場の第一線で活躍されている医療従事者の方々にご執筆をお願いした。 序 -わが国に必要なグローバル化時代の感染症対策- 1.西アフリカにおけるエボラウイルス病大規模流行と今後の課題 2.中東呼吸器症候群 3.ポリオ 4.鳥インフルエンザH5N1感染症 5.鳥インフルエンザA(H7N9)感染症 6.デングウイルス感染症 7.ジカウイルス感染症の世界的な疫学状況と国内対応 8.カルバペネム耐性腸内細菌科細菌 9.市中感染型MRSA 10.エンテロウイルスD68(EV-D68)感染症