Japanese
English
特集1 Antimicrobial Stewardship Program(ASP)の理論と実際
4.ASPの一環として実施される施設内抗菌薬使用の測定法と活用
Antimicrobial use metrics and benchmarking performed as part of antimicrobial stewardship program in the hospital setting
村木優一
1
,
奥田真弘
2
Muraki Yuichi
1
,
Okuda Masahiro
2
1三重大学医学部附属病院薬剤部 副薬剤部長
2三重大学医学部附属病院薬剤部 教授・薬剤部長
キーワード:
Antimicrobial Stewardship Program
,
Antimicrobial use density
,
Day of therapy
,
抗菌薬耐性対策アクションプラン
,
抗菌薬適正使用
Keyword:
Antimicrobial Stewardship Program
,
Antimicrobial use density
,
Day of therapy
,
抗菌薬耐性対策アクションプラン
,
抗菌薬適正使用
pp.48-53
発行日 2016年10月25日
Published Date 2016/10/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201611048
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薬剤耐性対策アクションプランが策定され,わが国においても抗菌薬適正使用支援プログラム(Antimicrobial Stewardship Program:ASP)が確立されることが期待されている。しかしながら,各施設で行われる種々の取り組みも社会から評価されなければ意味がなく,エビデンス作成が喫緊の課題である。そのため,感染症を専門とする医療チームは積極的な介入に加え,施設環境や介入内容に応じた適切な評価指標を設定し,継続的に蓄積される体制が必要である。その評価指標のひとつに抗菌薬使用状況の把握があげられるが,施設内の評価に使用するだけでなく,わが国における状況把握や他施設でも共有できるよう連携をさらに深め,世界に発信できるよう努めなければならない。