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特集 血中病原体抗原とバイオマーカー
序 -感染症診療における血中病原体抗原検出とバイオマーカーの意義-
Roles of pathogenic antigen detection and biomarkers in clinical practice of infectious diseases
松本哲哉
1
Matsumoto Tetsuya
1
1東京医科大学微生物学分野 主任教授/東京医科大学茨城医療センター感染制御部 部長
キーワード:
ウイルス抗原
,
真菌抗原
,
急性反応物質
,
プロカルシトニン
,
プレセプシン
Keyword:
ウイルス抗原
,
真菌抗原
,
急性反応物質
,
プロカルシトニン
,
プレセプシン
pp.22-25
発行日 2016年9月25日
Published Date 2016/9/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201610022
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感染症診療における問題点のひとつとして,特に重症例においては早期から適切な治療が必要であるにもかかわらず,それを的確に診断できる手段が確立していない点があげられる。その問題点を解決する手段として各種バイオマーカーや病原体の抗原検出法が従来に比べてさらに重用されるようになってきた。ただし現時点においては,まだこれらの方法が確実に診断に結びつく検査とは言えないものもあり,その特徴をよく理解した上で検査を行い,検査結果を適切に判定する必要がある。そこで本特集においては「血中病原体抗原とバイオマーカー」と題して,現在使用されている頻度の高い検査項目に関して専門家の先生方にご解説いただく企画を提案した。