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特集 非結核性抗酸菌症の今日的問題
6.肺非結核性抗酸菌症の診断基準の変遷と問題点
Historical course and problems of diagnostic criteria of pulmonary nontuberculous mycobacteriosis
倉島篤行
1
Kurashima Atsuyuki
1
1公益財団法人結核予防会複十字病院 臨床研究アドバイザー
キーワード:
肺非結核性抗酸菌症
,
国立療養所非定型抗酸菌症共同研究班
,
米国胸部学会
Keyword:
肺非結核性抗酸菌症
,
国立療養所非定型抗酸菌症共同研究班
,
米国胸部学会
pp.64-70
発行日 2016年7月25日
Published Date 2016/7/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201608064
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結核症は1回の排菌検出のみで診断が確定するが,非結核性抗酸菌は自然環境中に広く遍在するためそうはいかない。1970年代から肺非結核性抗酸菌症の診断基準確立には多くの国々での試行錯誤,紆余曲折があった。2007年の米国,2008年のわが国の診断基準はそれらの試練を経たものであり,国際的なコンセンサスの表現と言える。