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特集 難治性真菌症の病態と治療戦略
Ⅱ 臨床 6.輸入真菌症の病態と治療-海外渡航時の注意点と日常臨床で見逃さないコツ-
Endemic mycoses-Clues to prevent infection in endemic areas, and to make correct diagnosis in clinics-
亀井克彦
1
,
渡辺哲
2
Kamei Katsuhiko
1
,
Watanabe Akira
2
1千葉大学真菌医学研究センター臨床感染症分野 教授
2千葉大学真菌医学研究センター臨床感染症分野 准教授
キーワード:
コクシジオイデス症
,
感染事故
,
バイオハザード
,
肉芽腫性疾患
Keyword:
コクシジオイデス症
,
感染事故
,
バイオハザード
,
肉芽腫性疾患
pp.107-114
発行日 2016年6月25日
Published Date 2016/6/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201607107
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輸入真菌症は健常人でも感染するその高度病原性が特徴であるが,同時に通常の感染症に比べると,さまざま病型,病態を呈することが知られており,診断の障害となっている。このため他の疾患と誤認され,治療により悪化するケースも懸念される。一般的な病態に関する理解に加えて,どのような病態を取りえるかをあらかじめ熟知し,必要な鑑別診断を心がけることが日常臨床では重要である。