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連載 薬物臨床薬理事典(7)
抗ウイルス薬-レジパスビル/ソホスブビル配合剤(ハーボニー®配合錠)-
Antiviral drug-Ledipasvir/Sofosbuvir fixed dose combination drug-
藤山直人
1
Fujiyama Naoto
1
1ギリアド・サイエンシズ株式会社メディカルアフェアーズ部
pp.114-124
発行日 2016年3月25日
Published Date 2016/3/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201604114
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近年,直接作用型抗ウイルス薬(DAA)の開発が進められ,経口薬のみによる治療が臨床現場で汎用されている。その中でも,世界初となる核酸型NS5Bポリメラーゼ阻害薬のソホスブビル(SOF)と,NS5A阻害薬レジパスビル(LDV)の配合剤(商品名:ハーボニー®配合錠)が2015年9月にわが国においても発売された。本剤は,成人に対し1日1回1錠12週間の経口投与治療により,ジェノタイプ1型のC型慢性肝炎またはC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善が期待できる。本稿ではソホスブビルおよびレジパスビルの基礎・臨床プロファイルを紹介する。