連載 薬の知識
ソホスブビル/ベルパタスビル配合錠(エプクルーサ®)
竹原 徹郎
1
1大阪大学大学院医学系研究科消化器内科学
キーワード:
C 型肝炎
,
非代償性肝硬変
,
抗ウイルス治療
,
ソホスブビル
,
ベルパタスビル
Keyword:
C 型肝炎
,
非代償性肝硬変
,
抗ウイルス治療
,
ソホスブビル
,
ベルパタスビル
pp.1176-1179
発行日 2019年7月20日
Published Date 2019/7/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000889
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C 型肝炎の治療は,2014 年から,直接作用型抗ウイルス薬(direct‒acting antivirals;DAA)を組み合わせて使用する,経口剤だけによるインターフェロンフリーの時代に入った.これによりウイルス排除率が格段に向上するとともに,治療適応が劇的に拡大した.残されたアンメットメディカルニーズは,非代償性肝硬変に対する抗ウイルス治療であった.2018 年12 月にソホスブビル/ベルパタスビル配合錠による12 週治療が承認され,非代償性肝硬変に対しても有効な治療が可能になった.
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