特集 臓器障害・生理機能に対応した抗菌薬の適正使用
2.特殊な患者に対する抗菌薬の使用方法-種類の選択・用法用量設定・適正使用-
7)小児・新生児
佐藤公則
1
,
笠井正志
2
Sato Masanori
1
,
Kasai Masashi
2
1長野県立こども病院小児集中治療科
2兵庫県立こども病院小児感染症科
キーワード:
: 小児
,
抗菌薬
,
投与量
,
投与方法
Keyword:
: 小児
,
抗菌薬
,
投与量
,
投与方法
pp.99-103
発行日 2016年2月25日
Published Date 2016/2/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201603099
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小児においても感染症診療の原則は成人と同様である。しかしながら,小児であることに留意すべき点が存在する。それは,小児は発達・成長していくものであること,投与量は一律には決定できないこと,また,年齢により剤形にも注意を払い,投与回数などの問題も含めて,服薬コンプライアンスにも配慮することである。小児特有の投与禁忌は最低限知っておく必要がある。