Japanese
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特集 岐路に立つ臨床研究 -新たな品質管理基準の動向-
9.今後の臨床研究の方向性 -介入研究からデータ研究へ-
Paradigm shift of the clinical research -From the intervention study to the observational study-
川上浩司
1
Kawakami Koji
1
1京都大学大学院医学研究科薬剤疫学・臨床研究管理学 教授
キーワード:
医療データベース
,
リアルワールドデータ
,
臨床疫学
,
薬剤疫学
,
費用対効果
Keyword:
医療データベース
,
リアルワールドデータ
,
臨床疫学
,
薬剤疫学
,
費用対効果
pp.92-96
発行日 2015年7月25日
Published Date 2015/7/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201508092
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市販後の薬剤における介入研究としての臨床研究は,その品質の担保のために大きなコストがかかる。一方で近年,医療系データベース,特にリアルワールドデータ(RWD)が使用可能になりつつあることで,臨床現場におけるクリニカルクエスチョンを解決するための,臨床疫学,薬剤疫学研究が大きく展開しつつあり,さらに,医療や医薬品の適正な価値をきちんと訴求していくために,RWDを基盤に医薬経済学の手法によって費用対効果の研究を行うことも注目されている。