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特集 岐路に立つ臨床研究 -新たな品質管理基準の動向-
2.臨床研究の品質マネジメント
Quality management in clinical research
山口拓洋
1
,
宮路天平
2
Yamaguchi Takuhiro
1
,
Miyaji Tempei
2
1東北大学大学院医学系研究科公衆衛生学専攻医学統計学分野 教授/東北大学病院臨床試験データセンター センター長
2東京大学大学院医学系研究科臨床試験データ管理学講座 特任助教
キーワード:
品質
,
品質マネジメント
,
リスク
,
エラー
Keyword:
品質
,
品質マネジメント
,
リスク
,
エラー
pp.36-40
発行日 2015年7月25日
Published Date 2015/7/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201508036
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品質とは「製品やサービスに備わっている特性の集まりが要求事項を満たす程度」のことであり,「顧客の要求にあった品質の製品やサービスを経済的に作り出すための一連のプロセス」のことを品質マネジメントと呼ぶ。臨床研究を計画・実施・報告する上では,顧客と要求事項を明確にし,研究に適用される規制要件,研究デザインなどに加え,コストや時間,実現可能性などを考慮した品質マネジメントを行う必要がある。品質を担保する上ではプロセス管理の実践が重要であり,研究者間での情報共有と連携(コミュニケーション)構築が鍵となる。