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特集2 ESCMID(欧州臨床微生物学会)カンジダガイドライン2012 -米国感染症学会ガイドラインとの相違-
1.ESCMID(欧州臨床微生物学会)カンジダガイドライン2012 4)小児患者
Prevention and management of invasive infections in neonates and children caused by Candida spp.
森雅亮
1
Mori Masaaki
1
1横浜市立大学附属市民総合医療センター小児総合医療センター 部長
キーワード:
小児
,
新生児
,
深在性真菌症
,
ガイドライン
Keyword:
小児
,
新生児
,
深在性真菌症
,
ガイドライン
pp.133-139
発行日 2013年6月25日
Published Date 2013/6/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201307133
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侵襲性カンジダ症(IC)は新生児や小児においても比較的よくみられ,致死率が高い疾患である。しかし,これまで新生児および小児領域において整備されたICの予防・治療の指針は提示されていなかった。昨年(2012年)公表されたESCMID(欧州臨床微生物学会)カンジダガイドライン2012では新生児と小児のICの予防と治療について詳細に述べられている。本稿ではまず,そのガイドラインの内容を概説し,続けて2009年に改訂された米国感染症学会(IDSA)ガイドライン内の新生児および小児に関する記述内容について明記し,最後に両者の相違点について説明を加えた。今後,来年(2014年)に公表される予定であるわが国における「深在性真菌症におけるガイドライン」との比較検討も行っていきたい。