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特集2 ESCMID(欧州臨床微生物学会)カンジダガイドライン2012 -米国感染症学会ガイドラインとの相違-
1.ESCMID(欧州臨床微生物学会)カンジダガイドライン2012 1)診断方法
Diagnostic procedures
吉田耕一郎
1
Yoshida Koichiro
1
1近畿大学医学部附属病院安全管理部感染対策室 教授
キーワード:
カンジダ症
,
診断法
,
ESCMID
Keyword:
カンジダ症
,
診断法
,
ESCMID
pp.108-112
発行日 2013年6月25日
Published Date 2013/6/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201307108
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ESCMID(欧州臨床微生物学会)のカンジダ症ガイドラインでは領域別解説とは別建ての『Diagnostic procedures』が設けられた。IDSA(米国感染症学会)のガイドラインには診断法に特化した項目はなく,これはESCMIDガイドラインの特徴のひとつである。本ガイドラインは,培養検査,病理組織学的検査など確定診断に必要な診断法の重要性と,その実施上の注意点,補助診断法の有用性と限界について多くのエビデンスを引用して解説がなされており,カンジダ症の診断に関する詳細でプラクティカルな解説書に仕上がっている。