連載 目で見る真菌と真菌症(20)
診断・治療法から見た大切な真菌症
2.画像から見た真菌感染症
酒井文和
1
Sakai Fumikazu
1
1埼玉医科大学国際医療センタ-画像診断科 教授
pp.3-15
発行日 2013年6月25日
Published Date 2013/6/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201307003
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
真菌は一部を除けば弱毒菌であり,免疫不全者の感染症としてみられることが多い。しかし,弱毒菌であるがゆえに感染症の病態を決定する要因として宿主反応性の相違が大きく,多彩な病態や画像をとることが知られている。真菌感染症の多彩さを理解するためには宿主反応性の相違を考慮することが必須であり,画像診断においても宿主反応性の多彩さを考慮して読影に当たることが重要である。