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特集 間質性肺炎と周辺疾患 -感染症から薬剤性まで-
1.特発性間質性肺炎の診断の進め方
How to diagnose idiopathic interstitial pneumonias ?
杉山幸比古
1
Sugiyama Yukihiko
1
1自治医科大学呼吸器内科 教授
キーワード:
特発性間質性肺炎
,
特発性肺線維症
,
HRCT
,
気腫合併肺線維症
Keyword:
特発性間質性肺炎
,
特発性肺線維症
,
HRCT
,
気腫合併肺線維症
pp.24-31
発行日 2013年3月25日
Published Date 2013/3/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201304024
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両側肺野にびまん性の陰影を呈する疾患群をびまん性肺疾患と呼んでいる。この群の中の重要な疾患として間質性肺炎があげられる。原因不明の間質性肺炎を特発性間質性肺炎(IIPs)と呼んでいるが,IIPsには7つの病型が含まれている。このうち,もっとも重要な疾患が特発性肺線維症(IPF)である。IIPsの診断とはとりもなおさず,このIPFを適確に診断することであり,臨床所見,HRCT(高分解能CT),肺の組織像などを用いて,臨床医,放射線科医,病理医による検討を行って診断を進めて行く。