連載 薬剤師が知っておくべき 臓器別画像解析の基礎知識 90
15.口腔外科分野 2)過剰歯・埋伏歯の画像診断
勝見祐二
1
,
髙木律男
2
1新潟大学大学院医歯学総合研究科顎顔面口腔外科学分野
2新潟大学大学院医歯学総合研究科顎顔面口腔外科学分野 教授
キーワード:
過剰歯,埋伏歯,埋伏智歯,埋伏過剰歯,下顎管,下歯槽神経
Keyword:
過剰歯,埋伏歯,埋伏智歯,埋伏過剰歯,下顎管,下歯槽神経
pp.1341-1345
発行日 2018年6月1日
Published Date 2018/6/1
DOI https://doi.org/10.20837/12018061341
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「過剰歯」は,通常の歯数である乳歯20本,永久歯32本以外に過剰に形成された 歯のことを言う。「埋伏歯」は,本来萌出すべき年齢に達しても萌出できない,あるいは顎骨内に留まっている状態の歯である。過剰歯や埋伏歯は,歯の位置や形態および周囲組織との位置関係によって抜歯適応や手術操作の難易度が大きく異なるため,術前の画像診断が必要不可欠となる。 本稿では,「過剰歯」と「埋伏歯」として,好発部位である「上顎正中埋伏過剰歯」と「下顎埋伏智歯」の画像診断を中心に解説する。