特集 創刊50周年記念特集 医薬品開発における産官学連携の展望
2.各論 5)慶應義塾大学薬学部 創薬研究センターの取り組み
三澤日出巳
1
1慶應義塾大学薬学部 創薬研究センター長
pp.2355-2358
発行日 2015年10月1日
Published Date 2015/10/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201510105
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慶應義塾には薬学がある。高度な研究力を持つ教員スタッフと,優秀な学生たちがいる。近年の創薬を取り巻く環境は,日進月歩である。新たな研究分野・先端技術への対応,治験・臨床研究スキームの変化,科学技術と社会の調和のためのレギュラトリーサイエンスの展開,などの山積する問題に的確に対応し,新たなイノベーションを生み出すことが求められている。 慶應義塾大学薬学部では,これらの諸問題に一丸となって取り組むために,創薬研究センターを設立した。本センターは,アカデミアの機動力を生かしつつ,塾内創薬の連携拠点として,また広く産官学に開かれたプラットフォームとして,創薬に貢献する強力なネットワーク形成を目指している。