特集1 薬学教育モデル・コアカリキュラム改訂の目指すもの
1.薬学教育の充実とは 2)薬理学・薬剤学の立場から
橋田充
1
1京都大学大学院薬学研究科薬品動態制御学分野・教授
pp.55-59
発行日 2014年1月1日
Published Date 2014/1/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201401055
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新モデル・コアカリキュラムにおいては,「G 薬学研究」という,研究課題を通して科学的根拠に基づいて問題点を解決する能力および研究倫理を修得し,それを生涯にわたって高め続けるために必要な知識,技能,態度を養うことを目的とした大項目が新設された。
本稿では,現在進められている薬学教育モデル・コアカリキュラムの改訂作業を,その目的,目指す方向性について確認した後,この大項目がどのように運用されるか,また将来の薬剤師の職能あるいはキャリアパスにどのように繋がっていくかを薬理学・薬剤学の立場から考える。