特集 病棟薬剤業務実施加算の意義と今後への期待
11.飯塚病院における取り組み ~精神科病棟での取り組み~
進健司
1
,
竹本伸輔
2
しん・けんじ
1
,
たけもと・しんすけ
2
1飯塚病院薬剤部
2飯塚病院薬剤部 薬剤長
pp.1527-1531
発行日 2013年6月1日
Published Date 2013/6/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201306123
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飯塚病院では精神科病棟における病棟薬剤業務として,「お薬づくり」,「カンファレンス」,「処方提案」等を行っている。患者とともに内服薬を薬箱にセットするお薬づくりでは,ハイリスク薬等に係る投与前の詳細な説明を実践している。カンファレンスは,参加するだけではなく薬剤師主導のものを実施し,薬剤に関する相談体制を整備する役割を担っている。また,医薬品安全性情報等の周知,その他,医師への処方提案にも繋がっている。薬剤師による処方提案は採用件数が多く,また採用割合も非常に高いことが分かった。これらの薬剤師の取り組みは,患者の利益や医師の負担軽減に貢献できていると考えられ,今後も継続して努めていく必要がある。