大腸側方発育型腫瘍(LST)-新たな時代へ
LSTに対するESD治療の基本とピットフォール ESDの基本手技
石田 司
1
,
豊永 高史
,
吉崎 哲也
,
小原 佳子
,
河原 史明
,
田中 心和
,
森田 圭紀
,
横崎 宏
,
東 健
1神戸大学 大学院医学研究科内科学講座消化器内科学分野
キーワード:
外科用器具
,
結腸切除
,
線維症
,
精神鎮静法
,
手術時体位
,
直腸切除
,
内視鏡的粘膜切除術
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
,
側方発育腫瘍
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Endoscopic Mucosal Resection
,
Colectomy
,
Fibrosis
,
Surgical Instruments
pp.79-88
発行日 2014年1月20日
Published Date 2014/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2014091130
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大腸ESDは,胃に比べ壁も薄く,屈曲,ひだなどがあり,解剖学的に難易度が高い.ただし,直腸は機能的なメリットが多く,推奨される部位である.安全に施行するためには,粘膜下層の血管網と固有筋層間の層に至り,?離深度を維持することで,線維化などの困難症例にも対処が可能である.また,ESDは,病理組織を適切に判定することが必要であり,そのために質の高い標本を得ることも目指す必要がある.
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