"大腸腫瘍"内視鏡的治療の最前線
大腸ESDの工夫 ESDにおけるデバイスの使い分け
今井 健一郎
1
,
山口 裕一郎
,
堀田 欣一
,
角嶋 直美
,
滝沢 耕平
,
田中 雅樹
,
松林 宏行
,
小野 裕之
1静岡県立静岡がんセンター 内視鏡科
キーワード:
外科用器具
,
線維症
,
大腸腫瘍
,
癒着
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
,
癒着剥離術
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Tissue Adhesions
,
Fibrosis
,
Surgical Instruments
,
Colorectal Neoplasms
pp.155-159
発行日 2014年1月20日
Published Date 2014/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2014091101
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
大腸ESDは2012年4月り保険収載され,普及が見込まれる.しかし,管腔が狭い,壁が薄い,ひだの存在,といった解剖学的特性のために,胃や食道に比し,大腸ESDは穿孔のリスクがより高く,技術的には決して容易な手技とはいえない.保険収載され,多くの施設で施行可能となったとはいえ,その手技困難性が解決されたわけではない.その技術的制約を克服すべく,多くのデバイスが開発され,選択可能である.大腸ESDを施行する内視鏡医にとって,それらの特性を十分理解し,術者の技量を見極めながら,場面に応じた適切なデバイスを選択することが重要である.
Copyright © 2014, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.