"大腸腫瘍"内視鏡的治療の最前線
大腸ESDの工夫 ESDを容易にするための工夫
山本 克己
1
,
齊木 浩二
,
中堀 輔
,
林 史郎
,
道田 知樹
,
稲田 正己
1豊中市立豊中病院 消化器内科
キーワード:
外科用器具
,
大腸内視鏡法
,
大腸腫瘍
,
手術時体位
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
,
アブレーション技術
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Colonoscopy
,
Surgical Instruments
,
Colorectal Neoplasms
,
Ablation Techniques
pp.161-169
発行日 2014年1月20日
Published Date 2014/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2014091102
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mucosal flapを形成させるまでの過程が,ESDを行ううえで,もっとも重要かつ困難なステップであるとされている.われわれは,mucosal flapが形成されるまでの間,クリップをmucosal flapの代用として使用するClipフラップ法を考案した.大腸ESDは技術的難易度の高い手技であるが,Clipフラップ法を含むさまざまな手技の工夫や困難時にはデバイスの変更などを行うことにより,mucosal flapを効率よく形成させることができ,よりやさしく,安全確実なESDが可能になるのではないかと考えられた.
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