ここまで来たIEE-NBI/BLIの意義と位置づけ
大腸病変に対するNBI分類とその診断における有用性 自施設分類から見た分類統一への考え方 国立がん研究センター東病院
池松 弘朗
1
,
加藤 知爾
,
大瀬良 省三
,
宮本 英明
,
依田 雄介
,
小田柿 智之
,
大野 康寛
,
金子 和弘
,
佐野 寧
1国立がん研究センター東病院 消化管内視鏡科
キーワード:
大腸内視鏡法
,
腫瘍侵入性
,
鑑別診断
,
大腸腫瘍
,
分類
,
検査予測値
,
狭帯域光観察
Keyword:
Classification
,
Colonoscopy
,
Diagnosis, Differential
,
Neoplasm Invasiveness
,
Predictive Value of Tests
,
Colorectal Neoplasms
,
Narrow Band Imaging
pp.233-240
発行日 2013年5月20日
Published Date 2013/5/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2013244859
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大腸内視鏡の分野において,NBI診断の有用性が明らかになりつつあるが,多くの分類が提唱されているという問題があり,分類の統一が急務である.当院で使用しているCapillary patternは,純粋に血管のみの分類である.腫瘍・非腫瘍の鑑別は有用であるが,深達度診断は,pit patternより診断能は低い.また,陥凹型病変では多彩な血管所見を呈することから深読み傾向にある.今後統一に向けてこれらの問題点を解決していく必要がある.
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