ここまで来たIEE-NBI/BLIの意義と位置づけ
大腸病変に対するNBI分類とその診断における有用性 NICE分類成立の経過と意義
田中 信治
1
,
林 奈那
,
高田 さやか
,
岡 志郎
,
茶山 一彰
,
佐野 寧
1広島大学病院 内視鏡診療科
キーワード:
大腸内視鏡法
,
大腸疾患
,
大腸腫瘍
,
分類
,
狭帯域光観察
Keyword:
Classification
,
Colonoscopy
,
Colorectal Neoplasms
,
Narrow Band Imaging
pp.215-222
発行日 2013年5月20日
Published Date 2013/5/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2013244857
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NICE分類はType1~3の三つのシンプルなcategory分類で,Type1は過形成病変,Type2はadenoma~M癌,Type3はSM深部浸潤癌の指標である.非常にシンプルで,非拡大観察でも拡大観察でも使用可能である.NICE分類の普及とCTNIGの活動は,決して本邦の拡大内視鏡観察を通常観察へ逆行させるものではなく,本邦の拡大内視鏡観察・診断学を受け入れることのできない欧米の内視鏡医に手をさしのべて,本邦の拡大内視鏡診療の世界に彼らを連れてくるための第一段階の場の提供と教育啓蒙活動である.
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