ここまで来たIEE-NBI/BLIの意義と位置づけ
大腸病変に対するNBI分類とその診断における有用性 大腸NBI分類国内統一への取り組みと経過
斎藤 豊
1
,
和田 祥城
,
池松 弘朗
,
斎藤 彰一
,
岡 志郎
,
河野 弘志
,
松田 尚久
,
中島 健
,
坂本 琢
,
大竹 陽介
,
藤井 隆広
1国立がん研究センター中央病院 内視鏡科
キーワード:
大腸内視鏡法
,
大腸疾患
,
大腸腫瘍
,
分類
,
狭帯域光観察
Keyword:
Classification
,
Colonoscopy
,
Colorectal Neoplasms
,
Narrow Band Imaging
pp.223-231
発行日 2013年5月20日
Published Date 2013/5/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2013244858
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
Narrow Band Imaging(NBI)は第二次対癌10カ年計画のなかで国立がんセンターとオリンパスメディカルシステムズとの産官学共同の臨床研究の結果,開発されたシステムである.佐野らが2004年にCapillary pattern分類を提唱したのがoriginalであり,その後さまざまなNBI分類が提唱され,臨床的有用性が活発に議論されるようになったが,一方,分類の統一を望む声も聞かれる.そこで,吉田の呼びかけのもと,厚労省の班会議という場を有効利用して,統一NBI拡大分類を科学的に作成することとなった.多施設Web試験という形式により,NICE分類からはいったん離れ,拡大内視鏡による統一拡大NBI分類を形成するということで合意した.統一NBI拡大分類のたたき台を作成するため5名の若手メンバーが選出され2012年にNBIスケールを完成させた.
Copyright © 2013, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.