急性膵炎-診療ガイドラインの改訂を受けて
膵局所合併症 内視鏡治療の進歩
土井 晋平
1
,
安田 一朗
,
馬淵 正敏
,
辻川 尊之
,
松本 光太郎
,
小澤 範高
,
梶山 祐介
,
佐藤 浩一郎
,
菊池 健太郎
1帝京大学医学部附属溝口病院 消化器内科
キーワード:
膵偽嚢胞
,
膵炎
,
デブリードマン
,
消化器系内視鏡法
,
インターベンショナル超音波診断
,
超音波内視鏡検査
,
治療成績
,
腹腔ドレナージ
,
Walled-Off Necrosis
Keyword:
Debridement
,
Pancreatic Pseudocyst
,
Pancreatitis
,
Endoscopy, Digestive System
,
Ultrasonography, Interventional
,
Treatment Outcome
,
Endosonography
pp.563-569
発行日 2016年4月20日
Published Date 2016/4/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2016251541
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2012年に発表された新アトランタ分類より膵炎後局所合併症の定義が一新され,境界明瞭な被膜を有する被包化壊死(walled?off necrosis;WON)の概念が新たに加わった.従来の壊死性膵炎に該当するWONに対しては,これまで外科的治療が標準的治療手段とされていたが,interventional EUS手技が確立されるに従い,より低侵襲な治療から段階的に行うstep-up approach法が標準的な治療戦略となってきている.
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