小児の消化器内視鏡診療
一般病院における小児科医の消化器内視鏡研修の実際
土谷 修一
1
,
中山 佳子
,
堀内 朗
1新潟県厚生農業協同組合連合会上越総合病院 小児科
キーワード:
医師
,
小児科学
,
消化器系内視鏡法
,
総合病院
,
医学生涯教育
Keyword:
Education, Medical, Continuing
,
Hospitals, General
,
Pediatrics
,
Physicians
,
Endoscopy, Digestive System
pp.375-380
発行日 2015年2月20日
Published Date 2015/2/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2015168978
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消化器内視鏡検査は,たとえ小児患者であっても,診断や治療に難渋する消化器疾患を診療する際には必須の検査である.近年,内視鏡スコープの細径化が進み,検査時に鎮静薬・鎮痛薬を併用することで,小児にも安全に検査を実施できる環境が整いつつある.その一方,小児科医向けの消化器内視鏡検査の研修体制は未だ確立しておらず,一般病院では消化器内視鏡検査が小児科診療に普及していない現状にある.当院では,病院間・地域間での診療格差をなくすため,消化器内視鏡短期研修を終了した小児科医が消化器内視鏡検査を実施している.内視鏡診療を必要とする患児がその恩恵に与かることができる診療体制を目指して,消化器内視鏡研修の概要と当院の近況を報告する.
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