特集 小児科クリニックの醍醐味と課題
教育 医学生・研修医・専攻医教育への参画
川村 和久
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1かわむらこどもクリニック
キーワード:
小児科学
,
プライマリヘルスケア
,
医学大学教育
,
医学生涯教育
,
医師臨床研修
,
診療所
,
臨床・臨地実習
Keyword:
Internship and Residency
,
Pediatrics
,
Education, Medical, Continuing
,
Education, Medical, Undergraduate
,
Primary Health Care
pp.246-251
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020183696
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<Key Points>(1)小児科クリニックの取り組む4本柱は、診療(質の向上)・教育・研究・Advocaryである。(2)教育も小児科クリニックに与えられた役割ではあるが、個人的な対応は難しく、大学小児科、研修病院小児科との連携が必要になる。(3)教育における醍醐味は実習者と指導医の双方が得るものでなければならない。(4)実習内容のkey wordsは、子育て支援・理念の重要性・情報発信・コミュニケーション・外部評価・臨床医の4本柱・継続は力なりである。(5)とくに外部評価は重要で(社会においては「ありがとう」の言葉だが)、医師は質が高い「ありがとう」をもらえる立場として、医師としての職責を果たさなければならない。(6)小児科医クリニックとして、積極的に医学部学生、研修医、のみならず小児科医専攻医の教育にかかわっていくことが重要である。
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