悪性胆道狭窄に対する診断・治療の進歩
消化管狭窄を伴った悪性胆道狭窄に対するステンティング
菅野 良秀
1
,
藤田 直孝
,
野田 裕
,
伊藤 啓
1仙台市医療センター仙台オープン病院 消化器内科
キーワード:
十二指腸閉塞
,
ステント
,
胆膵管膨大部
,
胆道閉鎖症
,
インターベンショナル超音波診断
,
超音波内視鏡検査
,
胆道ドレナージ
,
経皮経肝胆道ドレナージ
,
内視鏡的胆道ドレナージ
Keyword:
Biliary Atresia
,
Duodenal Obstruction
,
Stents
,
Ampulla of Vater
,
Ultrasonography, Interventional
,
Endosonography
pp.1247-1254
発行日 2014年7月20日
Published Date 2014/7/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2014297897
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胆道閉塞と十二指腸閉塞をともにきたす症例における姑息的治療は,おのおの単独で行う場合と異なる制約が存在することがある.比較的古くから行われてきた外科的バイパス術や経乳頭的胆道ドレナージに加え,through-the-scopeでの内視鏡的消化管金属ステント留置術,超音波内視鏡ガイド下胆道ドレナージによる非経乳頭的一期的内瘻術,細径化された経皮経肝胆道金属ステントによる一期的内瘻術などが実現可能となった.患者の病態に応じてこれらの多彩な治療法を組み合わせ,戦略的に治療順序を組み立てる必要がある.
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