わが国におけるAKI診療の現状と課題
AKIに対する保存療法 栄養管理の重要性
菅野 義彦
1
,
柏 真紀
1東京医科大学附属病院 腎臓内科
キーワード:
栄養評価
,
経腸栄養
,
エネルギー摂取量
,
食品中のタンパク質
,
急性腎障害
,
チーム医療
,
診療ガイドライン
,
栄養管理
,
栄養士
Keyword:
Energy Intake
,
Dietary Proteins
,
Enteral Nutrition
,
Patient Care Team
,
Nutrition Assessment
,
Practice Guidelines as Topic
,
Nutrition Therapy
,
Acute Kidney Injury
,
Nutritionists
pp.1605-1610
発行日 2013年10月10日
Published Date 2013/10/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2014062646
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KDIGOのAKI(急性腎障害)に関するガイドラインには栄養管理についての記載もあるが,この領域の性質からエビデンスレベルの高いものではない.しかしながらこれまでと異なり,処方についての具体的な数値が記載されているためにこれを日常診療に活かすべきである.わが国のAKI治療においては栄養管理に対する意識が非常に低く,数値を云々できる状態にない可能性がある.腎臓専門医がAKI症例のコンサルトを受けたら,必ず栄養状態の評価と処方調整を行うべきである.
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