肝移植-現状と展望
脳死肝移植 わが国における現状
田中 智大
1
,
菅原 寧彦
,
國土 典宏
1東京大学医学部附属病院 臓器移植医療部
キーワード:
肝臓移植
,
ドナー
,
脳死
,
臓器と組織の調達
,
治療成績
,
登録
Keyword:
Brain Death
,
Tissue and Organ Procurement
,
Registries
,
Tissue Donors
,
Liver Transplantation
,
Treatment Outcome
pp.1227-1232
発行日 2013年7月20日
Published Date 2013/7/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2013319985
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2010年7月の法改正の後,脳死肝移植の件数はある程度まで増加した.それに伴ってより多くの患者が脳死肝移植を希望するようになってきている.実際に脳死肝移植に至るまでの過程には,紹介元の病院や脳死肝移植実施施設のみならず,外部機関である脳死肝移植適応評価委員会と日本臓器移植ネットワークが深く関与している.さらに,脳死肝移植登録においてはその申請作業だけではなく,移植実施施設と紹介元病院が連携しながらの綿密な登録前適応評価,および登録後のきめ細やかなフォローアップとメンテナンスを怠らないことが重要である.
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