特集 350人に1人 一般内科医が診る人工透析患者
人工透析療法の現状 わが国における腎移植の現況
岩本 整
1
,
今野 理
,
木原 優
1東京医科大学八王子医療センター 腎臓病センター腎臓外科
キーワード:
糸球体濾過量
,
腎臓移植
,
心停止
,
腎不全-慢性
,
生存率
,
脳死
,
リスク
,
高齢者
,
臓器と組織の調達
,
登録
,
リビングドナー
,
移植レシピエント
Keyword:
Living Donors
,
Brain Death
,
Survival Rate
,
Heart Arrest
,
Glomerular Filtration Rate
,
Kidney Failure, Chronic
,
Risk
,
Registries
,
Kidney Transplantation
,
Tissue and Organ Procurement
,
Aged
,
Transplant Recipients
pp.1429-1434
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021186870
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<Headline>1 腎移植は、慢性腎臓病に伴う代謝異常を補正し、透析療法に比べ生存率、QOLを改善する。2 先行的腎移植は透析後移植に比べ、患者生存率、グラフト生着率がよく、拒絶反応の発生率が低くなる。CKDステージG4になったらオプション提示することが望ましい。3 わが国の腎代替療法のうち腎移植の占める割合は、諸外国に比べ極端に少ない。脳死・心停止ドナーが少ないため、その9割が生体腎移植である、献腎移植の平均待期期間は約15年で非常に長期である。
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