透析膜update-生体適合性からみた評価法と特性
生体適合性の評価法 in vitro評価法 透析膜表面構造と蛋白親和性の評価
山本 健一郎
1
,
滑川 亘希
,
峰島 三千男
1東京女子医科大学 臨床工学科
キーワード:
Povidone
,
血液透析
,
生体適合性
,
ナノテクノロジー
,
血液透析膜
Keyword:
Renal Dialysis
,
Povidone
,
Nanotechnology
pp.551-555
発行日 2016年5月10日
Published Date 2016/5/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2016266955
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膜表面構造と蛋白親和性の関係を調べることは生体適合性を評価するうえで有用となりうる.近年,ナノレベルでの材料表面解析技術の発展が著しく,従来では均一に見えた表面でも,ナノレベルで見てみると不均一であり,それが膜の生体適合性に影響している可能性が示唆される.今後の高性能・高機能透析膜の設計・開発において,透析膜表面をナノレベルで制御することが重要と考えられる.
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