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The Japanese Journal of Clinical Dialysis Volume 32, Issue 4 （April 2016）

臨牀透析 32巻4号（2016年4月発行）

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難病指定腎疾患-保存期CKDと腎代替療法期における管理

腎原疾患を踏まえた保存期CKD治療と腎代替療法　難病指定の腎疾患増加時代西慎一 ¹ ¹神戸大学大学院医学研究科腎臓内科キーワード： IgG , Fabry病 , 高ガンマグロブリン血症 , 糸球体腎炎-IgA , 腎嚢胞-多発性 , 抗糸球体基底膜抗体症 , 腎置換療法 , 難病 , 血管炎-抗好中球細胞質抗体関連 , 慢性腎臓病 , 腎炎-紫斑病性 , 溶血性尿毒症症候群-非定型 Keyword: Fabry Disease , Catastrophic Illness , Glomerulonephritis, IGA , Polycystic Kidney Diseases , Hypergammaglobulinemia , Immunoglobulin G , Renal Replacement Therapy , Anti-Glomerular Basement Membrane Disease , Renal Insufficiency, Chronic , Anti-Neutrophil Cytoplasmic Antibody-Associated Vasculitis , Atypical Hemolytic Uremic Syndrome pp.391-395

発行日 2016年4月10日 Published Date 2016/4/10

DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2016238897

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文献概要
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厚生労働省が指定する難病疾患の増加に伴い,腎疾患領域にも指定難病が増加した.難病指定腎疾患から末期腎不全に至り腎代替療法が必要となった症例は,慢性腎臓病(CKD)保存期から腎代替療法開始後まで一貫した管理が必要である.ただし,その管理に必要な検査あるいは治療法には多くの未解決の問題が含まれている.たとえば,難病指定腎疾患の腎代替療法開始後の再発予防は難しい問題であり,新規治療薬剤の腎代替療法開始後の有効性は十分に評価されていない.腎代替療法に携わるスタッフは難病指定腎疾患にかかわる諸問題に慎重に対応する必要がある.