難病指定腎疾患-保存期CKDと腎代替療法期における管理
難病の新たな医療費助成制度
味木 和喜子
1
1兵庫県健康福祉部疾病対策課
キーワード:
医療扶助
,
難病
,
専門医制度
,
自己負担
,
腎機能障害
Keyword:
Catastrophic Illness
,
Financing, Personal
,
Medical Assistance
,
Renal Insufficiency
pp.397-403
発行日 2016年4月10日
Published Date 2016/4/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2016238898
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難病の医療費助成について,消費税を活用して公平かつ安定した制度を確立するとともに,患者の医療と療養生活の質の向上を目指して,法に基づく新たな制度が平成27(2015)年から開始された.対象疾病は,56疾病から306疾病に拡大され,診断基準を満たしたうえで,日常生活などに支障ありと判断される症状の程度を満たすか,軽症であっても高額医療の継続が必要な場合に,医療費助成の対象となる.治療開発に資する患者データを収集し,質の高い医療を継続的に提供するために,指定医・指定医療機関制度も新たに設けられた.今後,国の定めた基本方針に基づき,医療提供体制の確保,人材の養成,療養生活の環境整備などを推進していく.
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