PAD(末梢動脈疾患)フットケアを救肢・救命につなげるために必要な知識
(第3章)PAD予防のための方策 透析患者の脂質、血圧、CKD-MBD管理 CKD患者の禁煙指導 PADの危険因子としての喫煙、治療としての禁煙
加藤 寿寿華
1
,
岡村 智教
1慶応義塾大学 医学部衛生学公衆衛生学
キーワード:
患者教育
,
危険因子
,
禁煙
,
タバコ依存
,
精神的援助
,
慢性腎臓病
,
動機付け面接
,
末梢動脈疾患
Keyword:
Patient Education as Topic
,
Risk Factors
,
Tobacco Use Disorder
,
Smoking Cessation
,
Renal Insufficiency, Chronic
,
Peripheral Arterial Disease
,
Motivational Interviewing
pp.777-785
発行日 2015年6月20日
Published Date 2015/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2015274185
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<Point>喫煙はPAD、CKDのリスク因子として報告されており、禁煙することが重要である。禁煙指導は日常診療時に短時間実施することでも効果がある。禁煙ガイドラインでは禁煙の意思がある患者に対しては禁煙意欲を高める5Aアプローチを推奨している。禁煙意思のない者に関しては禁煙の動機づけを行う。5Rアプローチは禁煙への関心を促進し、禁煙のモチベーション向上を目指している。禁煙指導では患者特性を把握することが重要である。動機づけ面接法があり、患者の自立性を伸ばす方法である。
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