透析患者におけるフィジカルアセスメント-看護師の観察力
腎代替療法導入期前後の腎不全患者のフィジカルアセスメント
井本 千秋
1
1近江八幡市立総合医療センター 腎臓センター
キーワード:
血液透析
,
消化器徴候と症状
,
視覚障害
,
神経症状
,
心不全
,
腎不全-慢性
,
体液
,
尿毒症
,
病歴聴取
,
理学的検査
,
貧血-腎性
,
腎臓病看護
Keyword:
Body Fluids
,
Heart Failure
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Medical History Taking
,
Neurologic Manifestations
,
Physical Examination
,
Signs and Symptoms, Digestive
,
Uremia
,
Vision Disorders
,
Nephrology Nursing
pp.281-286
発行日 2015年3月10日
Published Date 2015/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2015157999
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末期腎不全患者は透析導入を受容できず,腎機能が限界にあることを認められない.生命の危機的な状況になってからの導入では手遅れである.私たちはフィジカルアセスメントにより,身体状況,栄養状態,日常生活面を評価し,症状の緩和とより良い時期に腎代替療法に移行できるよう支援することができる.これからの透析導入の検討は,データだけの判断ではなく,また,医師だけの判断でもなく,看護師もチーム医療の一員として参加することが望まれる.そのためにも,フィジカルアセスメントが必要となる.
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