透析患者におけるフィジカルアセスメント-看護師の観察力
維持透析患者のフィジカルアセスメント
二之湯 勝則
1
1四日市市立四日市病院 人工透析室
キーワード:
下肢
,
感染
,
血液透析
,
腎不全-慢性
,
そう痒症
,
低血圧
,
疼痛
,
理学的検査
,
ブラッドアクセス
,
腎臓病看護
Keyword:
Kidney Failure, Chronic
,
Hypotension
,
Infection
,
Renal Dialysis
,
Pain
,
Physical Examination
,
Pruritus
,
Lower Extremity
,
Nephrology Nursing
pp.287-292
発行日 2015年3月10日
Published Date 2015/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2015158000
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5年以上継続して透析を行っている患者は16万人を超えてきている.そのような長期透析患者が増加し,また高齢患者が増加することで,透析合併症と高齢者特有の病態もあり,透析の現場ではリスクを伴う治療を行うことも増加している.患者の観察は透析室に来院してから退室するまで行う必要がある.また,歩行障害は脳血管障害に対する観察,足病変に対する観察,場合により低血糖に対する観察を行う必要がある.シャントは腕全体から目視すること,血管を直接触ることも大切である.透析中に血圧低下があれば,透析終了後起き上がる際には意識の程度,体のふらつきなど症状の有無を観察することも重要である.
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