維持透析患者の消化管疾患-症状からみた傾向と対策
透析患者の消化管悪性腫瘍
渕之上 昌平
1
1東京女子医科大学 腎臓外科
キーワード:
血液透析
,
抗腫瘍剤
,
消化器外科
,
消化器腫瘍
,
腎不全-慢性
,
発生率
,
有病率
,
時間因子
,
治療成績
Keyword:
Antineoplastic Agents
,
Digestive System Neoplasms
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Digestive System Surgical Procedures
,
Time Factors
,
Incidence
,
Prevalence
,
Treatment Outcome
pp.219-223
発行日 2013年2月10日
Published Date 2013/2/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2013135081
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透析患者において悪性腫瘍の罹患率が高いことは世界中で報告されている.わが国における透析患者の死因のうち悪性腫瘍の占める割合は11.6%で,最近は増加傾向にあるといえる.欧米と異なりわが国では,透析患者の悪性腫瘍のうち消化器系癌の頻度がもっとも高い.本稿では,透析患者の消化器系悪性腫瘍の特徴と,治療を行ううえで透析患者において留意すべき事項および予後について解説する.
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