TOPICS ─文献紹介〈腫瘍関連〉
大腸ESD 423例の長期臨床予後─単施設の遡及的研究〔Review from─Endoscopy 2017;49:233-242〕
山田 真善
1
,
斎藤 豊
1
,
高丸 博之
1
,
坂本 琢
1
,
中島 健
1
,
松田 尚久
1
1国立がん研究センター中央病院内視鏡科
キーワード:
大腸
,
ESD
,
長期予後
,
再発率
,
フォローアップ
Keyword:
大腸
,
ESD
,
長期予後
,
再発率
,
フォローアップ
pp.295-298
発行日 2018年5月20日
Published Date 2018/5/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000204
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
大腸腺腫性ポリープの内視鏡的切除は大腸癌への進行を抑制することが明らかになっており,内視鏡的粘膜切除術(endoscopic mucosal resection;EMR)や内視鏡的粘膜下層剝離術(endoscopicsubmucosal dissection;ESD)などの内視鏡治療が根治目的に行われている.大腸ESD は病変周囲の粘膜切開と粘膜下層剝離を可視下に行うため,従来のEMR と比べ高い確率で一括切除が得られ,切除切片の詳細な病理診断が可能な大腸腫瘍に対する確実な治療法である1),2).しかし,大腸ESD が低い再発率を有する治療法かどうかを明らかにするためには長期予後を明らかにする必要がある.そこで,当院にて大腸ESD を受けた患者の長期予後を検討した.
Copyright © 2018, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.