特集 消化器がん薬物療法
第3部 消化器がん領域における化学療法の将来展望 3章 Post Genome時代の化学療法―消化管がんのゲノム医療の問題点を解決するためのmultiomics
庄司 広和
1,2,3
,
平野 秀和
1
,
足立 淳
4,5,6
1国立がん研究センター中央病院消化管内科
2国立がん研究センター中央病院先端医療科
3日本医科大学大学院医学研究科生体機能制御学分野
4国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所
5創薬デザインセンター創薬標的プロテオミクスプロジェクト
6京都大学大学院薬学研究科実践創薬研究プロジェクト創薬プロテオミクス分野
キーワード:
消化管がん
,
ゲノム医療
,
リン酸化プロテオーム
Keyword:
消化管がん
,
ゲノム医療
,
リン酸化プロテオーム
pp.1219-1225
発行日 2024年8月9日
Published Date 2024/8/9
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000003180
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2019年6月に組織検体を使用したがんゲノムプロファイリング(comprehensive genomic profiling;CGP)検査のOncoGuideTM NCCオンコパネル システムとFoundationOne® CDxが保険適用され,2021年8月には血液検体使用のCGP検査FoundationOne® Liquid CDxも保険適用された.CGP検査は,実施施設や回数に一定の制限がありながらも日常診療で広く使用されてきている.さらに2022年3月にはGuardant360 CDx,7月にはGenMine TOPがんゲノムプロファイリングシステムが薬事承認を受け,検査選択肢が拡大している.
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