特集 IBD診療―ますます増えた薬剤の選択とさらなる進化の展望
巻頭言
加藤 順
1,2
1千葉大学大学院医学研究院消化器内科学
2千葉大学医学部附属病院内視鏡センター
pp.117-118
発行日 2024年1月20日
Published Date 2024/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002922
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2022~2023年にかけて,IBDで使用可能な薬剤がますます増えました.UCで使えるJAK阻害薬が3剤に増え,CDでもJAK阻害薬が使用可能になりました.また,生物学的製剤では,従来の抗IL12/23抗体のウステキヌマブに加えて,IL23だけを抑える抗IL23抗体リサンキズマブおよびミリキズマブが登場しました.さらに,経口抗インテグリン薬のカロテグラストメチル,大腸徐放型の経口ブデソニドなどもUCで保険適用となっています.これだけ薬剤が増えると,もう,専門医以外の先生には何をどう選択していいのかわからなくなってきているかもしれません.
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