連載 「胃炎の京都分類」の使い方
第9回 腸上皮化生の診断(LCI)
八木 信明
1
1朝日大学病院消化器内科/光学診療センター
キーワード:
linked color imaging
,
腸上皮化生
,
胃炎の京都分類
,
地図状発赤
,
lavender color
Keyword:
linked color imaging
,
腸上皮化生
,
胃炎の京都分類
,
地図状発赤
,
lavender color
pp.341-346
発行日 2023年2月20日
Published Date 2023/2/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002548
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LCIで診断される腸上皮化生の特徴は,非拡大観察でラベンダー色(lavender color)に強調される斑状,地図状の領域である.H. pylori現感染,既感染の胃粘膜に認められ,白色光観察では灰白色扁平隆起(いわゆる特異型腸上皮化生)のみならず,内視鏡的には領域を同定しがたい平坦や陥凹粘膜もLCIでラベンダー色に強調されることがある.H. pylori除菌後の胃粘膜に特徴的な地図状発赤もLCIでラベンダー色として明瞭化する腸上皮化生である.
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