消化管がん検診・スクリーニングの手引き
Ⅲ 胃がん検診・スクリーニング ❸ 胃X 線検診 ③ 胃X 線検診の精度管理と安全対策
千葉 隆士
1
,
只野 敏浩
1
,
淺沼 清孝
1
,
加藤 勝章
1
1宮城県対がん協会がん検診センター
キーワード:
胃X線検診
,
精度管理
,
安全対策
Keyword:
胃X線検診
,
精度管理
,
安全対策
pp.904-908
発行日 2021年7月15日
Published Date 2021/7/15
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001860
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がん検診によりがん死亡を減少させるためには死亡率減少効果が科学的に証明された検診を適切な精度管理のもと高い水準の質を保ちながら実施する必要がある.胃X線検診は死亡率減少効果が科学的に証明されたスクリーニング方法であるが,近年は受診率の低迷,読影医不足,受診者の高齢化などの問題によりその質を管理して高い水準に保つことが困難な状況にあり,精度維持・向上のための改善策が喫緊に求められる.また,受診者の超高齢化のためより厳重な安全対策が求められるが,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の急速な感染拡大に伴い感染症対策を含めた新しい安全対策の構築が必要である.
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