特集 薬物療法がひらく新しい肝細胞癌の治療strategy
3 .肝細胞癌に対する新規薬物療法の最新情報(3)その他の新規薬物療法の最新情報
池田 公史
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1国立がん研究センター東病院肝胆膵内科
キーワード:
血管新生阻害薬
,
免疫チェックポイント阻害薬
,
併用療法
,
新規治療
Keyword:
血管新生阻害薬
,
免疫チェックポイント阻害薬
,
併用療法
,
新規治療
pp.864-868
発行日 2020年7月20日
Published Date 2020/7/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001235
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切除不能肝細胞癌に対する薬物療法として,ソラフェニブ,レンバチニブ,レゴラフェニブ,ラムシルマブなどの単剤での開発が中心に行われてきたが,アテゾリズマブ+ベバシズマブ併用療法が延命効果を示し,併用療法の開発が中心に行われるようになった.現在,血管新生阻害薬と免疫チェックポイント阻害薬の併用療法として,レンバチニブ+ペムブロリズマブ,レンバチニブ+ニボルマブ,カボザンチニブ+ニボルマブ等の併用療法や,免疫チェックポイント阻害薬同士の併用療法として,イピリムマブ+ニボルマブやトレメリムマブ+デュルバルマブ等の臨床試験が進行中であり,これまで以上に高い奏効割合や良好な延命効果が期待されている.
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