特集 食道癌診療の進歩―現状と課題
3 .食道癌の診断(1)存在診断―内視鏡診断の現状〜サーベイランス
都宮 美華
1
,
有馬 美和子
1
1埼玉県立がんセンター消化器内科
キーワード:
食道表在癌
,
深達度診断
,
拡大内視鏡
Keyword:
食道表在癌
,
深達度診断
,
拡大内視鏡
pp.1205-1210
発行日 2017年7月20日
Published Date 2017/7/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000076
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食道表在癌の治療方針の決定には,深達度診断とリンパ節転移診断が重要で,内視鏡検査が診断の多くを担っている.食道癌の高危険群はとくに注意深い観察が必要である.通常観察で全体像を把握しながら拡大観察を併用して深達度診断を行う.高周波数細径超音波プローブは通常観察と拡大観察で診断の乖離がある病変や粘膜下腫瘍状の形態を呈する病変に用いると有用である.
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