特集 求められる腎不全患者の緩和ケアとその人らしさのケア―あるべき姿を再考する
3.非がんの緩和ケアについて―緩和医療専門家の立場から
木澤 義之
1
1 筑波大学医学医療系緩和医療学
キーワード:
非がん緩和ケア
,
腎臓病の緩和ケア
,
基本的緩和ケア
,
専門的緩和ケア
,
アドバンス・ケア・プランニング
Keyword:
非がん緩和ケア
,
腎臓病の緩和ケア
,
基本的緩和ケア
,
専門的緩和ケア
,
アドバンス・ケア・プランニング
pp.892-900
発行日 2026年9月10日
Published Date 2026/9/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003915
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わが国では超高齢社会の進展に伴い,非がん疾患患者に対する緩和ケアの重要性が高まっている.緩和ケアは終末期医療だけを意味するものではなく,重い病をもつ患者と家族の苦痛を軽減し,QOLを高めるためにその必要に応じて診断時から提供される包括的な医療である.本稿では,WHOの定義や緩和ケアの統合型モデル,基本的緩和ケアと専門的緩和ケアの役割を概説するとともに,腎臓病の緩和ケア(kidney supportive care;KSC)の考え方を紹介した.さらに,KSCと保存的腎臓療法(CKM)の違いを整理し,腎臓内科医・透析医と緩和ケア専門家が協働する診療体制や教育・研究の充実など,今後の課題について論じた.

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