特集 患者参加型医療として透析を考える―SDM とACP
1.用語解説
小松 康宏
1,2
1板橋中央総合病院
2群馬大学多職種人材育成のための医療安全教育センター
pp.7-15
発行日 2026年1月10日
Published Date 2026/1/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003693
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インフォームド・コンセント(IC),共同意思決定(shared decision making;SDM),アドバンス・ケア・プランニング(ACP)などの概念は,医療,看護,福祉,公共政策といった多領域で使用されており,その定義や適用範囲は,時代の変遷,対象となる疾患・患者背景,専門職の関与,さらには地域文化や制度の違いによって大きく異なる.近年では,専門家パネルや学会等が学術的手法に基づき,概念の定義や枠組みを整理・提示してきた.こうした定義は,研究や実践における共通理解の基盤として重要な役割を果たしている.一方で,それぞれは策定時の問題意識や想定される実践場面といった前提に依拠しており,すべての状況に一律に適用できるものではない.特定の定義を唯一のものとして固定的に適用するのではなく,複数の定義や解釈を参照しつつ,使用する文脈を踏まえて位置づける姿勢が求められる.

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